この記事を読んで分かること
こんにちは!今回ご紹介するのは、鹿児島県最南端に位置する与論島(よろんとう)。白い砂浜と透明度の高い海、豊かな自然に恵まれた与論島は、日本における南国の楽園です。この記事では、与論島の基本情報から、おすすめのビーチ、観光スポット、ご当地グルメ、飲食店、島への行き方、人気のホテルに至るまで、島を訪れる際に役立つ情報をたっぷりとご紹介します。
与論島の基本情報
位置
与論島は奄美群島の島のひとつ。鹿児島県に属すものの、沖縄本島から近く、約23kmの距離にあります。およそ北緯27度東経128度に位置し、概ねインドと同じ緯度にあります。
面積
約20.8㎢と、東京都港区とほぼ同じ広さがあります。
外周
約23.7kmで、島を一周するのにかかる時間は、車でおよそ1時間程度です。
人口
約5,000人のため、小さな島ならではのアットホームな雰囲気が漂います。
気候と気温
年間を通じて温暖で、夏の平均気温は28℃前後、冬でも18℃程度と過ごしやすい気候です。
ベストシーズン
比較的降水量が少ない3月から4月頃、梅雨が明けて台風のリスクも少ない8月頃が最適です。
地形
サンゴ礁が隆起して形成された島で、平坦な地形が広がっており、最高標高は97mと比較的低いです。
産業
農業と観光業が主な産業で、サトウキビ、畜産(牛)の生産が盛んです。
おすすめのビーチ
与論島のビーチは「ヨロンブルー」と呼ばれる透き通ったエメラルドグリーンの海と、珊瑚が生み出した真っ白な砂浜が象徴的です。特に「百合ヶ浜(ゆりがはま)」は、干潮時にしか現れない幻想的なビーチとして知られています。砂に混ざる星形の砂を見つけると幸運が訪れると言われており、観光客にとっても楽しいアクティビティの一つです。
百合ヶ浜
与論島の代名詞とも言えるビーチ。主に4月から10月頃の干潮時にのみ現れる真っ白な砂浜は、まさに絶景です。
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おすすめのダイビングスポット
与論島の水の透明度は25~35mと非常に高く、その美しさから「ヨロンブルー」と呼ばれています。珊瑚礁が隆起してできた島で、河川もないため、島の土砂が海に流れ込むことがなく、クリアな透明度が保たれています。ウミガメやクマノミ、チョウチョウウオ、磯マグロなどの海中生物を観察することができ、12~3月にはクジラ類やイルカ類も現れると言われています。
海中宮殿や沈船、奇岩、珊瑚など、ポイントのバリエーションも豊富で、ダイビング愛好者にとっては憧れのスポットです。季節風の影響で、主に夏は北側、冬は南側のポイントに潜ります。 北側は沈船や宮殿などの有名スポットが揃っており、かなり高い確率でウミガメにも出会うことができます。 南側はダイナミックな地形で、大物の回遊魚などに出会うことができます。与論島は、海の中でも心に残る思い出を作ることができる場所です。
海中宮殿
人工的に作られたギリシャ風の水中宮殿で、ロマンチックな雰囲気が漂うスポット。水深18mの浅い場所にあり、初心者でも楽しめます。天窓のハート型が特徴で、インスタ映えする場所として人気です。
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おすすめの観光スポット
与論島には美しい海やビーチ以外にも、歴史や文化、自然を楽しめるスポットがたくさんあります。与論城跡やサザンクロスセンターでは、琉球王国時代の歴史を感じることができ、与論民俗村では、島の文化や風習に触れることができます。また、赤崎鍾乳洞やガジュマルの木といった自然が織りなす神秘的な場所が点在し、自然の力強さや美しさを感じることができます。どのスポットも魅力的なので、ぜひ訪れてみてください。
与論城跡
1405〜1416年頃に琉球の北山王の三男王舅(オーシャン)が築城したとされる城跡です。天然の三層の断崖と石垣が500m余りにわたって続いており、与論十五夜踊りが行われる場所でもあります。
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おすすめのご当地グルメ
与論島には、地元の素材を活かした美味しい料理がたくさんあります。特産の「ヨロンアイランドビーフ」や「奄美黒ほろほろ鳥」は、島の自然環境の中で大切に育てられ、柔らかく風味豊かな味わいが自慢です。また、郷土料理の「鶏飯」は、出汁をかけて食べるさっぱりとした一品で、観光客にも人気。新鮮な海の幸や、もずくを使った「もずくそば」、島の恵みを受けた南国フルーツも豊富です。さらに、島で造られる黒糖焼酎「島有泉」は、与論島の伝統的な宴会スタイル「与論献奉」で味わうこともでき、旅の思い出に。豊かな自然と温かい島民のおもてなしが待つ与論島で、非日常の癒しと美味しい食文化を体験してみてください。
ヨロンアイランドビーフ (与論牛)
与論島の豊かな自然環境で育てられた黒毛和牛です。和牛トップクラスの血統種で、柔らかく、肉質がきめ細かいのが特徴です。脂の甘みと旨味が絶妙で、特にステーキや焼肉として楽しむのがおすすめです。
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おすすめの飲食店
与論島では、地元の食材を生かした郷土料理や、沖縄文化の影響を受けた独自の食文化が楽しめます。島の魅力を堪能できる飲食店をいくつかご紹介します。季節によって営業時間が異なる場合があるため、訪れる前に確認しておくと安心です。できるだけ事前の予約をおすすめします。
くねんぼ食堂
ジャンル:居酒屋、郷土料理、創作料理
人気メニュー:島魚のお造り・煮付け、夜光貝のお造り、沖縄豚塩焼き、おにぎり
特徴:ご夫婦で営む居酒屋さん。与論島の郷土料理だけでなく、韓国料理やその他の創作料理も楽しめます。都会では食べられない、とれたての魚を丸々1匹お刺身にしてくれます。沖縄豚や目を引くおにぎりなど、おいしくて楽しいメニューが盛りだくさんです。プリシアリゾートの近くにあるため、宿泊者の方は絶対におすすめです。
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歴史と文化
与論島には、女神アマミクと男神シニグクが漁に出かけ、舵が浅瀬に引っかかり、上陸したところ、サンゴ礁が盛り上がって島が誕生したという神話が伝えられています。この神話の地「舵引き丘(ハジピキパンタ)」は、与論島誕生の聖地として今も残されています。歴史的には、縄文・弥生時代の土器が多数出土しており、奄美群島や沖縄との交流があったと推察されています。
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行き方・時間・料金(from東京)
与論島は鹿児島県最南端の島ですが、距離的には沖縄県に近いため、沖縄経由、鹿児島経由、奄美大島経由の3つの行き方があります。残念ながら直行便はなく、乗り継ぎが必要となります。以下の記事では、一般的な沖縄経由と鹿児島経由での行き方についてご紹介しています。旅程や旅の予算を踏まえ、自分に合った行き方を選択するのがおすすめです。
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おすすめのホテル・人気の宿泊施設
与論島には、高級リゾートからアットホームな民宿まで、様々なスタイルの施設が揃っています。ビーチまでのアクセスが良く、自然を感じられる施設もたくさんあります。それぞれの施設の特徴を活かし、リラックスできる空間を提供しており、都会の喧騒を離れてプライベートな時間を過ごしたい方にも最適です。自然の美しさと静けさを兼ね備えた宿泊体験があなたを待っています。
※料金は1泊2名1室利用時の参考料金。
Villa AMADA
ジャンル:プライベートヴィラ
価格帯:¥50,000〜¥70,000
特徴:プライベート感を重視した最高級のヴィラ。モダンな設備が整い、家族やカップルに最適です。本格的なヒノキ香るバレルサウナやプールなど、プライベートな空間でリラックスすることができます。
他にも魅力的な施設がたくさんあります。詳しくは、こちらの記事をご覧ください!
まとめ
与論島は、透き通るような海、豊かな自然、そして独自の文化と歴史を持つ美しい離島です。観光スポットやアクティビティだけでなく、島民の親しみやすさや伝統文化にも触れることができ、訪れる人々にとって特別な体験ができる場所です。機会があれば是非行ってみてください。旅行の計画のお役に立てたなら幸いです。
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