この記事を読んで分かること
最強寒波到来。東京は45年ぶりの寒さ。家にいるはずなのに寒い、窓から冷気が押し寄せてくる。エアコンをつけていても出てくる風が冷たい。温度を上げて風量を増してようやく少し暖かくなるけど、電気代が。。この現状を変える打開策。今回はなるべくお金をかけずに部屋を暖かくする方法を紹介します。
寒さの正体
我が家は築30年の賃貸マンションに住んでいます。リビングにはありがたいことに窓が3つ。しっかり彩光を採ることができて重宝しています。ただ、冬にはこの窓からの冷気が部屋の温度を劇的に下げる天敵に。窓のサッシには結露した水がたくさん。カビも発生しやすく、困り果てていました。
彩光を損ねることなく、部屋を暖かくする方法はないものか、WebやYoutubeで検索してみると、皆さん「プラダン」と言われるプラスチック段ボールを使って二重窓を作ることによって、窓に空気の層を作り断熱効果を高めるというもの。ただ、このやり方は、二重窓にするためにプラダンを滑らせるレールやプラダン自体の補強をする必要があり、来年には引っ越しをしようと検討している私たちには、だいぶ手の込んだ対策に感じました。そこで、我が家ではもっと手軽に二重窓を作る方法を考えました。
材料を調達にホームセンターへ
必要な物はプラダン、両面テープ、養生テープの3つ。ホームセンターの行ってプラダンを探すと、あったあった。1,820×910で約800円ぐらい。ただ、でかいなーと思って店内を徘徊していると大型の商品を購入した方は「軽トラ1時間無料貸し出し」の掲載があります。んー、もっと手軽な方法はないかWebでプラダンを検索してみると、モノタロウがホームセンターの価格以上に安く販売していることを発見しました。今や輸送料を含めても店舗販売以上にネットショップの方が安くなってきています。ネットショップなら自分で商品を輸送する手間もなく、家に配送してくれる上、店舗よりも安いときています。選択しない手はありません。早速ポチりました。
材料はこちら
プラダン4mmの5枚1セットを購入。
プラダンが落ちないように粘着力が必要ですが、はがせなくなると困るのではがせる両面テープを購入。
養生テープの細身25mmを購入。プラダンの透明性を維持するために半透明のものにしました。
制作スタート!
まずは、窓の木枠に養生テープを貼り、その上からはがせる両面テープを貼ります。両面テープを直接貼っても良いですが、我が家の場合は木枠に塗装されているペンキがはがれるのを懸念して、この様に対応しました。
次は、窓の木枠に合うようにプラダンをハサミでカットし、プラダンの空洞部分にゴミが入らないように辺を養生テープで覆います。我が家の窓には購入したプラダンのサイズでは幅が足りなかったので別の1枚から切り出して補填しています。
※ハサミでもカットできましたが、少し力が入りますし、あまり綺麗に切れないので気になる方はカッターなどで裁断された方が良いかと思います。
最後に、窓枠の両面テープにプラダンを貼れば完成です!
近づくとこんな感じ。窓枠に隙間なくプラダンを貼っているので窓とプラダンの間に空気の層ができて部屋を暖かく保てます。下の写真は日中に撮ったもの。思っていた以上に透過性が高く、陽の光も通します。部屋も暖かくなり、隣の建物からの目隠しにもなっているので一石三鳥ですね。
温度を比較
二重窓にするまでは、エアコンの温度を25度の自動運転にしても寒かったのに、今では20度の静か運転で寒くありません。特に驚いたのは朝晩の冷え込みが劇的に弱まったこと。妻のなな丸も大喜びです。
費用対効果
経済産業省によると、冬季は設定温度を1度下げるだけで年間1,430円の節約ができるとのこと。
外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日)
経済産業省 無理のない省エネ節約より引用
年間で電気53.08kWhの省エネ、原油換算13.38L、CO2削減量25.9kg
約1,430円の節約
今回は25度から20度へ温度を下げることができたので、単純計算で1,430円 × 5度 = 7,150円だと考えられます。
今回の総工費は、5,025円かかっていますので費用対効果としては1年で十分元を取れている計算になります。
両面テープで貼っているだけなので、夏場はプラダンを外して押し入れにでも収納しておけば来年の冬も使えますね。両面テープも貼ってはがせるタイプを利用しているので何度も接着可能です。
巷で話題のスライド式の二重窓よりも簡単に、そして意外とスタイリッシュに部屋を暖かくできました。
よろしければ皆さんもぜひ。
それでは。
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